オタクとはこじらせることと見つけたり

映画の感想などを自分で後から見直す用

劇場版まほプリと君の名は。を観た感想

 まず本題に入る前に、何かの間違いでこのブログを見に来てしまった知り合いの「何でお前ブログなんか急に始めたんだよ」的な疑問に答えておくと、実は匿名で日記代わりにブログをやっていたんだけどさっき数か月ぶりくらいに更新しようと思ってたらアカウントが消えてたから仕方なく作り直して、せっかくだからツイッターに紐付けしただけだよ。悲しいね。

 

  という事で本題。ここ最近色々と心がしんどくなる案件が続いていて、昨日ふと

と思い立ち、そのままの勢いで翌日、つまり今日映画館まで行ってきた。何でプリキュアに決めたのかは自分でも分からない。追い詰められて精神が幼児退行でも起こしたんだろうか。

 

 そして映画館に到着し、そこで早速事件が発生。

 お前マジでふざけんなよ。この時後ろにいたおば様達が「プリキュア?」「その歳で?」みたいな事を俺に聞こえないようにボソボソ言ってたけど全部聞こえてるからやめろ。あと横にいた謎のおっさんが俺の事見ながらめっちゃ頷いていたんだけど、この時の俺にはその理由は分からなかった。

 映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!

 始まる前は正直そろそろ23になるのに独りで何を観ているんだという気もしなくもなかったが、それがどうでもよくなるくらい良かった。はーちゃんの正体を映画冒頭の説明でようやく把握した程度の本編知識だったけれど、それでも楽しめるくらいよく話がまとまっていたし、伏線もしっかりしてて、敵も魅力的だった。戦闘シーンも「作画班どんだけ頑張ってんだよ」と思うほどグリグリ動いていた。正直酔った。*1説明する順番が逆になってしまったが本編前にある短編も結構面白かった。

 難点を挙げるなら「入場時に配布されるライトを観客が使うのを前提とした内容だった」ってのと「敵について色々察せちゃう」ところ。でも後者は説明にネタバレが避けられないし、そもそも女児向けなのでほとんど言いがかりというかむしろ大人が女児向けアニメでガチ考察して文句言ってんじゃねーよとか言われちゃうので省略。で、ライトの話。作中で何度か観客にこのライトを使わせる内容になっているのだが、俺はもらえなかった*2し、しかも当時は平日の昼間というのもあり観客が俺含めて大人4人に女の子2人しかいなかったので、件のシーンはなんとも寂しい感じだった。

 ちなみに難点ってほどではないけど、ほのぼのとした場面から急に暗くて重~いシリアスシーンがぶち込まれるの、あまりに落差があるので子供によっては泣いちゃうんじゃないかこれ。

 総じて満足できる内容だったので「どうせ女児向けアニメだろオォン?」とか思ってる人ほど見てほしい。繰り返しになるけれど、ヘタな戦闘系のアニメより戦闘シーンは熱いし、話もまとまってるし、伏線も綺麗に回収されるのでぜひ。ナメて観るとビビるよマジで。

 

 まほプリ観賞後、コートを忘れて寒い思いをしながら周辺をうろついて時間を潰し、「君の名は。」を見るために再び映画館に戻ると、また事件が発生。

 お前いい加減にしろ。1回目はともかく2回目、それも不意打ち気味にやるの本当に勘弁してほしい。しかも今度は割と人いる中でだったからダメージ倍増。でもゆるすよ。

 なんでって、女の子がニッコニコして「楽しかった」って言いながら出てきたの。それも自分が同じように楽しかったって思った映画を観て。もうね、多少の事はどうでもよくなるよね。と、ここであの時頷いていた謎のおじさんも同じ気持ちだったではと思い至った。多分違うけど、俺はそう信じてる。後この時の俺は傍から見たら気持ち悪いおじさんにしか見えないとも思い至ったけど、傍から見られてないって俺は信じてる。

 そんなこんなで「君の名は。」の上映時間に。

 

君の名は。

 マジ良かった。多分BD出たら買う。というか未来の俺がこの記述を読んでるなら、今すぐ買ってもう一度見直してくれ。

 前情報で「RADWIMPSで殴ってくる」「観終わってから死にたくなる」という物騒なものばかり聞いていたのだけど、本当にRADWIMPSで殴って来るし観終わってから死にたくなる。主人公は2人とも良いキャラしてて演技もすごかった(瀧くんに三葉ちゃんが入ってるシーン全部が本当にとんでもない)し、脇役も良いキャラばかりだった。ストーリーはちょっと強引だったけど演出は鳥肌が立つほど素晴らしかったし、RADWIMPSの曲も合ってた。伏線やトリックも見事で俺は色んな所にしっかり引っかかった。観ていて悶々とする描写も実にグッド。本当に観て良かったと思うし、話題になるのも分かる。もう一度書くが、未来の俺がこれを読んでるなら今すぐBDを買え。

 でもこの映画、評価を見ると結構両極端。これは「青春にコンプレックス(あるいは憧れ)があるかどうか」「情報を整理しながら観れたかどうか」の2つが大きいんじゃないかと思う。ちなみに俺は青春コンプレックスがあって、スムーズに内容の把握をしながら観れたので即死レベルで急所にブッ刺さったんだけど、人によっては「何でこんな話をありがたがるのか分からない」とか「最後まで見たけど結局何が何やら分からなかった」とかって意見が出るのも正直分からなくもない。でもこれらの否定意見のうち、もし後者ならこの際レンタルでも地上波でもいいからもう一度見て、ちゃんと内容を把握出来たなら改めてハマりそうな気がする。

 

 そんなこんなで大満足かつ楽しい時間を過ごしたのでした。以上俺の一日と映画の感想終わり。てかこの記事書いてるの深夜0時過ぎてて日付変わっちゃってるけど、久々に感想書いて疲れたからもういいや!

*1:普通の人ならまず酔わないのでご安心を

*2:小人しかもらえないとキチンと明記してあります